板金加工の製品は、医療、交通、機械、生活用品などを含むがこれらに限定されず、異なる製品は異なる材料を使用して加工する必要があり、例えばコンピュータシャーシで一般的に使用されているのが亜鉛めっき鋼板SECCである。板金加工でよく使われる5つの素材についてお話しします

板金加工

一、亜鉛めっき鋼板SECC

SECCの基材は一般的な冷間圧延鋼ロールであり、連続電気亜鉛めっきラインが脱脂、酸洗、電気めっき及び各種後処理プロセスを経た後、電気亜鉛めっき製品となる。SECCは一般的な冷間圧延鋼片の機械的性能及び近似的な加工性を有するだけでなく、耐食性及び装飾性に優れた外観を有する。電子製品、家電、家具の市場では大きな競争性と置換性を持っている。

二、溶融亜鉛めっき鋼板SGCC

溶融亜鉛めっき鋼ロールとは、熱間圧延酸を洗浄または冷間圧延した後の半製品であり、洗浄、アニールを経て、温度約460 Cの溶融亜鉛槽に浸漬し、鋼片を亜鉛層にめっきし、さらに調質整平および化学処理を経てなる。SGCC材料はSECC材料より硬く、延性が悪い（深絞り設計を避ける）、亜鉛層が厚く、電気溶接性が悪い。

三、ステンレスSUS 301

Cr（クロム）の含有量はSUS 304より低く、耐食性は悪いが、冷間加工を経てプレス加工において良好な引張力と硬度、弾性が良く、弾性片ばね及びEMIに多く用いられる。

四、普通冷間圧延板SPCC

SPCCとは、インゴットを冷間圧延機で連続圧延して要求厚さの鋼板コイルまたはシート材料にすることを指す。SPCC表面には何の防護もなく、空気に暴露すると酸化されやすく、特に湿気のある環境では酸化速度が速くなり、暗い赤色の鉄錆が発生し、使用時には表面に塗装、電気めっき、その他の防護が必要である。

五、ステンレスSUS 304

非常に広範なステンレス鋼の1つを使用し、Ni（ニッケル）を含むためCr（クロム）を含む鋼より耐食性、耐熱性に富み、非常に良い機械性能を持ち、熱処理硬化現象がなく、弾性がない。

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